南極漂流者
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【歴史小説】『乗雲』
歴史サークル群雄堂書店から発刊することになった歴史小説の紹介です。

歴史サークル「群雄堂書店」から通信販売で購入することができます。
読んでみたいな~と思ったらメールからになりますが、問い合わせしてください!


乗雲 第一章 河中の秋
2009年8月16日初版 オフセット 文庫判 115頁 1,000円
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 HPを立ち上げた当時とは違い、今は中国史の五代十国時代を読み解くことばっか考え、HPの趣旨はそっちに移っている昨今なので、こういった歴史小説を書くことは、願望でありました。
 こうしてひとつ形あるものとして完成したからには、ちょいと覚悟を決めてですね、みなさんにお知らせする次第です。
 え~。タイトルだけではなんの話かわからない(ココの傾向そのままなんで、ある程度わかるでしょうけど)かもしれないので、説明します。
 ときは紀元956年。五代十国時代の終盤、分裂していた中国が、統一に向かおうかという流れのときにおこった、後周国と南唐国の戦いがメイン。
 主人公は朱元という人で、無官の民ですが、軍閥への仕官の道をゆき、歴史の表舞台にひっそりと現れるようになります。
 朱元には地元の友人がいて、李平といいます。ふたりで、この乱世に身を投じました。
 表紙の道士ふうなのが李平で、書生ふうのが朱元のイメージ。河中から江南へと向かう旅程のワンシーンという感じです。
 ところで、朱元および李平の名が最初に出てくるのは、後漢朝期の河中の乱のときなんですが、この河中の乱というのは、いささか奇妙な縁が多く、ある種の基点となりうると思うです。
 河中討伐の任を受けたのは郭威で、そうなれば当然、柴栄もいて、趙匡胤が募兵に参じ、後に彼と兵権を分かつことになるライバル、韓通もここに従軍し、敵方には馬全義がいて、朱元がいて。
 次の世代を担う大物が、結構集っていたわけです。朱元はその中で、一番小物。なぜ彼を主人公としたのか。歴史書はあまり多くを語らず、しかしその伝の中にある一文は、あまりおおやけに語るわけにはいかないような、そんなしがらみの中に見え隠れする、彼の一花が、鋭く心に響いたからでした。
 第一章というからには、二章も三章もあるわけでして、今後も書いていこうと思っています。

乗雲 第二章 江南の冬
2010年12月29日初版 オフセット 文庫判 160頁 1,000円
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 第二章ということで、もちろん第一章の続きです。この小説では、五代十国時代後期の後周国と南唐国の戦いで、両国のパワーバランスを決定付けた『淮南戦役』がおこなわれた、淮南が主要舞台となります。
 朱元という特定の人物をおいつつ、一大歴史イベントに主眼を置いているわけで(三国志でいうところの赤壁)、五代十国時代が俯瞰できるほどスケールは大きくないです。我ながらマニアックな作り方であることを自覚してます。
 ただ、今回から一気に両陣営の登場人物も増え、歴史シミュレーションゲーム的なノリ・雰囲気を絡めつつ書いてみました。
 主人公たる朱元のソロ活躍は、実は第三章の真ん中くらいからとなり(おい)、第二章では後周国側の新進気鋭ぶりを特にお披露目したいと思い、気をこめてみました。とはいえ、もっと柴栄主眼で書いてみたかったってのはあります。なんか時系列的にまとまりが悪いという悔いが。
 さて、淮南での両国の衝突がこの小説のメインなわけですが、仕掛けたのは後周国。表紙の絵は、その後周国の第一の猛将・趙匡胤の姿です。
 趙匡胤は、この戦役の数年後に後周国から帝位禅譲を受けて、北宋国を建てました。宋太祖として知っている人も多いかと思います。
 趙匡胤のど派手ないでたちは記録にあるとおりのことですが(こんなデザインだったかどうかは別にして)、『滁州の役』での中入れ、一騎討ちあたりをイメージしています。

乗雲 第三章 淮南の夏
2011年8月14日初版 オフセット 文庫判 168頁 1,000円
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 第三章では『淮南戦役』が折り返しを迎え、膠着状態から南唐側優位に移り変わっていきます。
 南唐優位の基点となるのが、ようやくにして出番が与えられた主人公たる朱元の働きからとなりますが、それがこの第三章の真ん中以降という(笑)。
 『淮南戦役』では北宋太祖(趙匡胤)視点で、数多く見せ場があります。渦口奇襲、滁州の役、六合の戦い、紫金山の戦い、楚州攻防、長江の戦いなどなど。
 今回は、趙匡胤の猛将としての印象を決定付ける「六合の戦い」や、作者一押しの驍将、王審琦や高懐徳の活躍が前半にあり、朱元の舞台入りはその後になってきます。
 第二章では、ほとんど出番のなかった主人公ですが、ようやく陽の目をみることができたということです(このまま出番がなければ、主人公とは言わないですよね)。
 南唐派閥のしがらみや利己主義、次世代の躍動など、書ききれないところは多々あれど、そういったものを背景に、朱元の活躍を書いていっております。
 概説書等ではあまり触れられない南唐側の攻勢ですが「朱元、最も戮力す」と書かれるように、優位な態勢にまで押し上げた功労者の一人です。
 さて、表紙絵ですが、ようやく一軍の指揮権を得た朱元の将帥姿としてイメージしています。
 黒い軍装は、今回の小説の設定で、朱元は自軍を黒い戦袍で統一したことにしており、それを表現したものです。

乗雲 第四章 長江の春
2012年8月12日初版 オフセット 文庫判 184頁 1,000円
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 最終章。
 朱元の活躍によって五分の態勢となった南唐軍と後周軍は、一時膠着状態に陥りました。
 状況打開を皇帝親征にかけた柴栄は、紫金山において朱元と直接対決に持ち込みます。
 朱元対柴栄。淮南争奪の趨勢を決する『紫金山の戦い』が今回の、そしてこの物語のクライマックスとなります。
 主戦派でありながら南唐軍主力を積極的に使えなかった権力者陳覚は、嫉妬と猜疑の矛先を朱元に向けてきます。
 陳覚の害悪はここに極まり、南唐国はついに国を損なう結果となります。
 あしかけ四年に渡って行われた後周国による『淮南戦役』は皇帝(柴栄)が部下(趙匡胤)と轡を並べて戦場を駆けるという、なかなか他ではお目にかからない英雄的皇帝像を見せつけ、意気揚々、南唐国に降伏勧告を突きつけて終了することになります。
 表紙絵は威勢急上昇の柴栄ですが、イメージは北伐の途上、幽州を目前に斃れた無念さも含めた感じで表現しているつもりです。
 北伐の詳細はこの物語ではふれていませんが、次世代を担ったはずの若き皇帝の突然の死は、柴栄を語る上では決してはずせない要因のひとつでしょう。




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