南極漂流者
中国史の五代十国時代をメインとして、なんかいろいろ書いているブログです。
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【南唐】陳誨(ちんかい)/陳徳誠(ちんとくせい)
 もと殷国の将、陳誨とその息子、陳徳誠。
 南唐の陳姓というと陳覚というどうしようもないヤツがいるのですが、こっちは生粋の武将。特に名将との誉れ高い人物なわけですが、淮南戦役には参陣していないですね。
 淮南に赴いたのは子の陳徳誠。
 淮南で王師壊滅のおり、おそらく鄭彦華とともに敗残兵をまとめ(極めて少数ですが)整然と帰還を果たしたことで、名望を高めました。
 鄭彦華を「おそらく」と言ったのは、同じ戦いに身を投じ、同じ敗戦の中に置かれ、後周軍に捕縛されず京師に帰還しているからです。主帥格の辺鎬、許文縝、楊守忠らはもれなく確保されちゃってますので、偏将とはいえ、帰参したこと自体が奇跡のようなもの。
《資治通鑑》では、斉王・李景達と陳覚は我先に金陵(京師)に逃げたのに、陳徳誠は軍をまっとうして還った、と書かれています。そのあたり、父・陳誨に劣らぬ風格を持っていたとされます。


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【南唐】査文徽(さぶんき)
 南唐には太傅・国老・衛国公として中主・李璟に信任された宋斉丘という権臣がいました。
 その宋斉丘は多くの逸材を登用し、国政の助けとし南唐の富国を実現させましたが、その一方で宋斉丘をはじめとする派閥が形成され、皇帝への影響力を強めていきました。
 その宋斉丘一派の専権を憎むのが韓熙載、孫晟など、中原王朝からの亡命者や宋斉丘にまつろわぬ者たちで、南唐朝廷では両者の対立が顕在化。
 皇帝はその両天秤を都度選択することによって国政を為すわけですが、より声の大きいほうの意が採られるようなかっこうで、国政の道筋は定まらず南唐の迷走は始まります。
 大唐の末期、混迷の淵へと落ちゆく際の『牛李の党争』が、唐の苗裔を称する南唐にも現出したのでした。
 宋斉丘派閥の者たちは、自己の立場強化と利益追求に主眼を置き、特に国政に定見なく、たびたび反対派の韓熙載や孫晟に指摘を受けては、左遷されるも同党派の引き立てにより短期間で復職するのが常です。
 そうした宋斉丘以下の最も害悪とされる陳覚、馮延巳、馮延魯、魏岑、査文徽を『五鬼』と呼びました。

 陳覚、馮延巳、馮延魯、魏岑は、功より罪が多いのですが、ただ一人、査文徽だけは彼らと同類とするには功が篤く、人柄も賞賛できる人物でした。ただ宋斉丘の取立てを受けて、その派閥に身を置いたので『五鬼』の一人に列せられることになったのでした。
 次なる小説の構想は、この人あたりをピックアップしてどこそこの会戦を題材に書いてみようかなと。


 
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【南唐】張彦卿(ちょうげんけい)
 この人のことなら、まず椎名さんとこの『斜陽の群像 義に……張彦卿伝』を読んでもらうと話がはやいかも。

 淮南戦役の末期、最後の意地を見せて散った人で、馬令《南唐書》では義死伝にたてられています。
 忠義モノといえば忠義モノ。
 辛い評価をするなら、多くの者を巻き添えにした人ということになります。もっとも、そうさせる原因が、南唐朝廷の不手際であって、本国から完全に見捨てられた彼に、どういった心理が去来したかは定かではないのです。
 ともかく張彦卿は大勢の決した戦いに身を投じ、結果的に玉砕してしまいました。
 このときの死闘は、淮南戦役の佳境を彩るのに、あまりある凄絶さを放っているわけです。


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【南唐】林仁肇(りんじんちょう)
 ずいぶん久しぶりです。
 ようやく涼しくなってきましたので、多少やる気も出てきたかな……?
 そんなわけで、南唐からの列伝紹介。今回は林仁肇。
 紹介順位はデタラメで、呉からの功臣である柴家の柴克宏の後に林仁肇を持ってくるなよって話で、この人はもとは閩の将だったわけですね。降将です。
 南唐は閩と楚を滅ぼしていますので、そこからの人材登用も結構あり、しかも割りに重要な役職に就かせていたりします。
 閩の旧臣といえば、四面行営応援使として後周軍と戦った許文縝。建州節度使として呉越と戦った陳誨。鴻臚卿として南方の事を任された潘承祐(ただしもとは呉の臣)。
 などがおり(もっといるけど)、もともとの南唐の臣より彼らの方がよっぽど貢献しているという。

 で、林仁肇ですが。
 軍中の渾名を「林虎児」。聞くからに猛将然とした人で、風格もそれを裏付けるものだということです。
 後周軍との戦いもさることながら、北宋にあって趙匡胤にさえ恐れられた、江南ではひとかどすぎる武人。


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【南唐】柴克宏(さいこくこう)
 柴克宏は呉の功臣、柴再用の息子です。柴再用については、また呉のところで調べることもあるだろうから、今は至極簡単に済ませますと……
 もとは蔡州に拠った秦宗権の有力武将であった孫儒の配下だったのですが、孫儒が楊行密と戦い敗れると、帰順しました。勇敢をもって鳴り、向かうところ勝利を蓄積させた有能な将でした。
 後梁や呉越、楚との戦いで功績著しいのですが、ある史官に詳細な戦績を尋ねられると「おれに何の功があるのか」とあえて多くを語りませんでした。
 そんな父のもとに生まれた柴克宏は、その恩恵で禁軍の一将になったと言われます。軍中では博打に興じる柴克宏を、軍事の才能がない、親の七光りと見下す風潮があったようです。
 だがしかぁし! というところなのです。
 柴栄の起こした淮南戦役は、そういった眠った才能を、敵であれ呼び起こす、劇薬のような効果があったようです。
 

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